くりぬき額について

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く り ぬ き 額 に つ い て

一枚板を電動糸のこぎりでくりぬいて、トリマーで角を落とし、サンダーで丸みをつけて額を作りました!

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製作手順を紹介します

①電動糸のこぎりで、一枚板をくりぬく

DSC02244.JPGまずは、ドリルで穴を開けておいて、電動糸のこぎりでくりぬいていきました。内側の板も、また、ランプシェードの台に加工して使いたいと思っています。

②トリマーで、角の面取りをしたり、ふたの溝を掘る

DSC02252.JPG今回は、初めてトリマーを使って、溝を掘ったり、面取りをしました。

DSC02247.JPG額縁らしく、後ろに埋め込みの溝を入れておいて、後ろから作品を入れ、板でふたがしたかったからです。

③ノミで、ふたを取り付ける溝を仕上げる

DSC02248.JPGのみを使って、角を90度にしました。あとで、ふたがしやすいようにです。また、ガラスか硬質プラスチックなどを入れたりするときに細工がしやすいようにです。

④サンダーで、丸くなめらかに仕上げる

紙ヤスリだけでは、できないライン

DSC04000.JPGなめらかなラインが特徴ですサンダーを使って、角をさらに丸みを出してみました。サンダーは学校にありましてそれを使わせてもらいました。
トリマーとサンダーでけっこうなめらかな線ができました。 紙ヤスリで、磨いていきました。木目に沿って磨くこととだんだん細かい目の紙ヤスリにしていくことを心がけました。
表面を塗装するのに、クリアの水性ニスを買ってきて、塗ってみました。 できれば、漆もまた練習で塗ってみたいです。何も塗らない、無垢の感じもよいですね。また、茶色とか色つきで木目の良さも出せるニスもよいです。塗装の材料で雰囲気が変わってきます。

「古色の美」との出会い

中留の「紅殻」のベンガラ色

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LinkIcon「古色の美」のサイトを見る

DSC03909.JPG中留の「紅殻」
なんとか漆を塗って、あの黒光りする琥珀色の風合いが出せないものか考えてきました。やっぱり、漆は、かぶれなどを考えると生徒には難しいかな?という結論に至りました。ペンキでは、せっかくの木目を台無しにしてしまうし、天然素材がよいだろうな!とで、エゴマ油とか考えたりしていて、弁柄色の紅殻が、昔から京都の木造建築の塗装として使われていることを思い出し、いろいろと検索して「古色の美」に出会った。塗ってから、布でふき取りながら仕上げていくので、ムラがありません。たいへん扱いやすいです。色合いは、いろいろとサンプルがある中で、スオウを使わせてもらいましたが、藍色とのコントラストも良い感じです。今回は、中留の「紅殻」を水で溶いて使いましたが、柿渋液で溶いて、ちょっと茶色っぽい風合いにもできるそうです。天然素材であるが故に、自然にも優しく、生徒にも優しいというコンセプトがたいへん気に入りました。

【無垢の味わいを楽しむ】

DSCF0001.JPG何も塗装をせずに、磨いたままです
塗装はせずに、無垢のままの作品です。材質は、朴の木です。加工がしやすい木だそうです。トリマーやサンダーは使わずに、カンナや平刀を使っています。そして、紙ヤスリで仕上げていきました。



電動糸のこぎり

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電動糸のこぎりは、比較的使いやすい器具です。目の前に板があり、両手を使って、移動させることができるからです。

トリマー

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トリマーを使って、額縁に溝を掘り、段差をつけて、後ろからふたをしたいと考えました。刃を交換することで、丸い曲線もすぐに削れます。溝を掘るともできます。

サンダー

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サンダーを使って、角をさらに丸みを出してみました。サンダーは学校にありましてそれを使わせてもらいました。 トリマーとサンダーでけっこうなめらかな線ができました。